皆様おはようございます!私、就職してからこれまで、ずっと中華料理に携わって来ました。小さい頃に父に食べさせてもらったエビのチリソース煮と豚の角煮の味が忘れらず、その頃から調理師(とくに中華の)になろうとしていました!そんなこんなで中華料理のコックになった訳ですが、そもそも中華料理ってなんなの?どんな種類があるの?と日に日に思って行く訳です。それから中華料理の歴史にハマり、勉強するにつれてどんどん中華料理の魅力にハマって行きました!今回は中華料理とはどういうものなのか、そしてどんな地域でどんな物が食べられているのかと言うことを少し紹介していきます!
中華料理とは
中華料理の特徴は調理器具がとてもシンプルです。中華鍋と中華包丁、まな板があればどんな料理でも作ってしまいます。鍋は焼く、煮る、蒸す、など色々な調理が可能です。中華包丁も切る、潰す、運ぶなど、用途によって使い分ける事ができる万能包丁になってます。
また、炒め物や揚げ物が多く、油を多様する料理が多いのも特徴の1つです。中国という国が広すぎて、生物を運搬するのにも時間がかかってしまいます。そのため生魚を使った料理が少なく、逆に乾物や炒め物が多くなっています。
乾物や塩漬けを多様するのも中華料理の特徴ですね。長期保存を可能にするためです。干し貝柱や干し椎茸、ザーサイやクラゲが代表的な例です。
長期保存可能ですが食べられるように戻す作業も時間がかかり大変なです…(笑)
中華料理の分類
中華料理と聞いて思い浮かぶのはどんなものでしょう?先程話にもでてきたエビチリや豚の角煮は皆様も食べたことがあるのではないでしょうか?エビチリは日本人に合わせた理想料理で実は四川料理の乾焼蝦仁(カンシャオシャーレン)とは異なります。このように料理1つとっても色々な地域や系統で異なってきます。大きく4つに分ける事が出来るので紹介します。
北京料理
宮廷料理で、見栄えが良い料理が多いです。米や魚よりも小麦粉を使用する料理が多く、味付けは濃く塩辛いのが特徴です。
名前にもなっている「北京ダック」や「餃子」「杏仁豆腐」などがこの北京料理に分類されます。
北京ダックは名前に北京って入ってるのですぐわかりますよね!それだけ日本で親しみがあるということでしょう!
四川料理
四川料理は辛い料理が多いです!皆様もご存知「麻婆豆腐」や「坦々麺」「乾焼蝦仁」などがこの四川料理に分類されます。
痺れる様な辛さの「麻」下に残る辛さ「辣」酸っぱい「酸」のような味付けがおおいのがこの四川料理の特徴です。
四川料理では香辛料を多くの使用しますが、理由としては唐辛子のカプサイシンの効果により、汗をかくことで健康的な体を保つと言われてたみたいです。
「山椒」や「豆板醤」などがよく辛い料理に使われています。
私は山椒が大好きなので、麻婆豆腐を食べるときは山盛りに山椒をかけてしまい後々辛さに後悔します…(笑)
広東料理
中華料理の中で最も有名な料理です。その理由として、「飲茶(ヤムチャ)」がそのまま世界に広がったことが原因ではないでしょうか?「焼売」や「雲呑(ワンタン)」「蝦餃(エビ蒸し餃子)」などが飲茶で有名ですね!中国では朝食や間食に食べる事が多く1口サイズで可愛い見た目がさらに人気を加速させました。横浜の中華街でも多くの飲茶が売っていますね!私も好きでよく行きますが、種類が多すぎてなかなか選べません…(笑)
特徴は飲茶だけでなく、人間以外は何でも食べちゃうというほど様々な食材を使用します。高級食材で有名な「フカヒレ」や「ツバメの巣」はよく聞きますが「ゲンゴロウ」や「犬」まで食材として食べられるそうです…日本では考えられないですね…今では感染症予防の為、規制が厳しくなったそうです。
上海料理
上海と聞くと、海を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実際は魚介類や農産物が沢山取れる平野です。私も最初は海にめんしているから海鮮系の料理が多いのかと思っていました…
そして、上海蟹を使った料理が有名なです!上海蟹を酔っ払い蟹(上海蟹を紹興酒につけた料理)やシンプルに蒸したりした物が代表的な料理です。
上海は近代に入り人口が増加した都市です。そのため色々な文化、料理が混じりあい、今の形になったと言われています。海外と貿易をしていたため、西洋料理の調味料なども多く取り入れていきました。ケチャップなどもそのひとつです。甘みが強い料理が多いのも特徴です。
上海で食べた上海蟹がめちゃくちゃおいしかったです!また行きたいな…
まとめ
中華料理のおおまかな説明をさせて頂きました。中華料理の分類は、さらに詳しくすると8種類になります。今回説明した4種類は中国の地域を4分割にしたもので、東西南北で分けられるものです。その中でも更に分けると8種類になるので、それは次回紹介していきます。
今説明したの中華料理のほんの一部に過ぎません。まだまだ説明し足りないので次も楽しみに待っていて下さい!
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました!
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