皆さんおはようございます。前回に引き続き、中国茶について説明させていただきます。前回説明しましたが、中国茶には約2000種もの種類があります。それ故に前回は緑茶と白茶の2種類しか説明ができませんでした…伝えたいことがありすぎてまとめられませんでした…(笑)
今回も内容が濃いので『黄茶』『青茶』の2種類について説明します。
中国茶の分類
中国茶には製法や発酵度合いにより、大きく分けて6種類に分ける事ができます。前回のブログで緑茶と白茶について説明しているので今回は黄茶と青茶の2つについて説明します。
黄茶
黄茶について説明します。
黄茶の説明
白茶と同様黄茶もなかなか聞かないお茶ですよね。「軽微発酵茶」と呼ばれるこのお茶。白茶と同様少しだけ発酵させたお茶ですが、製法が異なり「悶黄」という特殊な発酵を入れるため黄茶と呼ばれています。緑茶や白茶とはまた違う味わいが楽しめます。
効果
発酵させる事で生まれるポリフェノール類の酵素が胃腸の調子を改善し、便秘にとても良く効くと言われています。ただ、こちらのお茶も発酵度合いは少ないので、医食同源の考えでは体を冷やすお茶なので夏場で、体が火照ってる時などに飲むのが良いタイミングでしょう。
飲み方
150ccのお湯に対して約2グラム。同じ茶葉で味が楽しめる回数は約3回。入れるお湯の温度は80度くらいです。熱湯を加えると風味が落ちてしまいますのでご注意を!
代表的なお茶
「君山銀針(くんざんぎんしん)」中国君山という所で作られたお茶で、芽が針のような形をしてる事からこの名前がつけられました。さっぱりとした味わいで、発酵による香りが感じられます。薄味なので、初めて飲む方は物足りなく感じるかも知れません。中国茶上級者が飲むお茶なのかも知れませんね!
青茶
青茶について説明します。
青茶の説明
青茶とは主に烏龍茶の事をいいます。皆様が中国茶と聞いて1番最初に思い受けぶのが烏龍茶ではないでしょうか?「烏龍茶」という分類ではなく青茶の中の1種だったと知った時は驚きました!!
今まで紹介してきたお茶は、醗酵をしない、又は弱醗酵のお茶でしたが、ウーロン茶は30%~80%と醗酵の度合いの幅が広く青茶の中でもかなりの種類があります。
生産地は、福建省や広東省そして台湾などで主に作られています。凍頂烏龍茶は皆様聞いたことがあるでしょうか?烏龍茶の中では有名なお茶ですがこのお茶は台湾が生産地です。
同じ青茶でも発酵の度合いがこんなに幅広いので、種類がたくさんあるのは納得しますね…
効果
醗酵度数が低いと体を冷やす、逆に醗酵度数が高いと体を温める効果があります。青茶は先ほども説明した通り低いものから高い物まで存在します。見分け方は簡単で、葉っぱの色を見てみてください。色が鮮やかで緑色をしているものは醗酵度数が低く、体を冷やします。逆に醗酵度数が高い物は黒っぽい焙煎されたような色になってるのでその様なお茶は体を温める効果があります。
青茶ににはポリフェノールが多く入っているので脂肪分解を促し、ダイエット効果があるとされています。さらに、カフェインの含有量も多いので、頭がすっきりとします。私は勉強や考え事をするときなどはコーヒーの代わりに青茶を飲むことが多いです。ただ、飲みすぎると寝れなくなるので気を付けましょう。(笑)
飲み方
150㏄に対して茶葉は約7グラム。結構な量を入れます。同じ茶葉でなんと10回も味が出ます!!驚きですね!!お湯は90度くらいを目安に入れてください。
代表的なお茶
『鉄観音茶(てっかんのん)』福建省で作られるお茶です。鉄観音はよく聞きますよね。華やかな香りが特徴的なお茶です。
『東方美人(とうほうびじん)』このお茶は私がおすすめする大好きなお茶です。まず名前がいいですよね!(笑)女性にこのお茶を持っていくと大体反応は良きです。(笑)紅茶のような味わいと香りが特徴的なお茶です。
『凍頂烏龍茶』(とうちょううーろんちゃ)台湾の代表的なお茶です。癖がなく誰からも好まれる味わいと香りです。
『金宣茶(きんせんちゃ)』このお茶も私が大好きなお茶の一つです。なんとバニラのような香りがします!初めて飲んだ時にはかなり感動しました!このお茶を使ってプリンをつくるのですが、お茶の渋みとバニラの香りが合わさってとてもおいしいです!
代表的なお茶ですが、私個人好きなお茶を紹介しました!特に金宣茶ほんとに香りにびっくりします!是非飲んでみてください!
まとめ 感想
今回は黄茶と青茶について説明しました!紹介したいことが多すぎて2種類ずつしか説明できずにすいません…
黄茶は悶黄という特殊な醗酵工程があり、それにより黄茶独特の味わいを生んでいます。
青茶は醗酵度数が低い物から高い物まで様々な種類がありました。よく聞くお茶の多くが青茶に分類されていて、中国茶を楽しみたいと思っている方は青茶から始めるのがおすすめです!
今回もここまで読んでいただいて誠にありがとうございます。次項もお楽しみに!!
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